建築 と 時間 と 妹島和代

木曜日、

昼食どきに映画の話題になり、

そういえば、観に行きたいと思って前売り買ってある映画があってね、

建築のドキュメンタリーなんですよ、

ワシが言ったら、息子さんが設計関係に勤めてる同僚が、わー、みてきてどんなか教えてー、と言う。

(午後、若年層の研修会で、年配の職員の数人は年休とってました)

定時に出れば渋谷18時20分の回、間に合う!

と気付いて行ってまいりました。

「建築 と 時間 と 妹島和世」
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もちろん、アートも建築も全く興味がないわけではないけれど、正直ユーロスペースで予告を観なかったら、いや、聴かなかったら、前売りは買わなかった、と思う。

あの、ドラムが鳴りはじめ、ピアノがぱあーん、と鳴る、その瞬間、映像が広い空間を映しだす…その感覚におおおっ、となったからなのであります。

音楽は石若駿くん、ピアノもドラムも彼が自分で録音したんだって。

建築の世界は未知の世界、果たして素人な自分が観て分かるかなあ、と思っていました。でも妹島さんがワクワクしながらイメージを形にしていく過程をみていて、ああ、設計ってこういうことか、と。

紙を重ねただけの模型から、自然の光を取り入れた美しい大学の建物が現実になるまで。

繰り返し、妹島さんが「みんながここに集まれたら」「誰でも使えるスペース」と言っていた、そういうことが空間をつくりだすのだなあ。
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ほぼ妹島さんのインタビューのみの構成です。収録の年が変わる毎にあのドラムのフレーズが繰り返されて、インタビューに応える声に被るのですが、実際に丘の上を掘り下げ地下部分から鉄骨を入れ基礎を作っていくところは時間短縮の長回し定点カメラの映像になって、視野がばーっと広がり、音楽が主役になる!これ、気持ちいい。

多分、現実に自分が大阪芸術大学のこの建物を観ることができるとしたら、今日繰り返し鳴っていたこの音が耳の中で聴こえるのだわ。

追記:今日、職場で件の同僚に感想を話したら、設計関係の息子さんはもちろん妹島さんを知っていたそう。この映画は海外でも繰り返し観られることになるでしょう、そしてこの音楽を担当した音楽家も注目されるのだ、、と気が付きました。これ、凄いことじゃないかしら。

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