天国までの百マイルを観る

浅田次郎原作「天国までの百マイル」(文化座)を観てきました。
実は、どんな話かまったく予備知識のないまま観にいってしまったのですが、「天国までの百マイル」は、時任三郎主演で映画化もされているのですね。

うん、いいお話です。で、

くすぶる主人公を支えるマリという女性の描き方が不思議でした。
キャバレー勤めをしながら、主人公の再起をひたすら願うマリ。
最後には主人公を元妻に託して、身を引くんです。

男性にとって、こんな女性と出会ってみたいという願望があるのかも・・・
「あなたにしあわせになってほしいの」って。
こんなふうに、生きていける女性はある意味しあわせなんですよなあ。
なかなかいないんじゃない。

まあ、いろいろ思うとこのある芝居ですが、主人公を巡る女性たちがあまりに素敵に描かれ(過ぎて)いるのが、ね。男の人からみたらどうなんだろうな。

この記事へのコメント

koshu
2006年09月20日 08:58
確かに素敵過ぎる女達が主人公の劇でした。
そしてこれは「マリの物語」だと感じました。

バブル崩壊後の話だから、90年代の設定でしょうが、
男も女も戦前の人達みたいでしたね。
確かに『こんな人達今時いないだろ』とつっこみたくなります。
かくあって欲しいという作家の願望で作られた「おとぎ話」のような印象を受けました。

でも、おとぎ話を超えた実話が世界のあちこちにあるんだろうなぁ。とも。
かに
2006年09月20日 23:24
おお~!koshuさん、もうご覧になっていたのですね~!
貴重な男性からのコメント、参考になります。なるほどなるほど。
やはり、マリが主役ですよね。女性にとっても理想ですよ。
って思う私はかなり男らしいとも言われますが。
それに・・・そうですね、誰しも、おとぎ話なしには生きていけないんですよね、きっと。

どすこい
2006年09月21日 07:25
以前コレを見ました
http://kazumo.jp/topics/news/geijutsusai.html
西田敏行が母親と向かった先の病院が房総の亀田病院でしたね。
確かにマリ役(室井滋)にホレちゃうような作品でした。
浅田次郎らしい物語で、登場する人達にとても味がありますね。
当時の自分の置かれた立場とか見直すきっかけにもなりました。

今時の女の子を見ていると、こういう女性は絶滅種で復活は絶対にあり得ない...なんてね。
かに
2006年09月21日 23:22
どすこいさん、またまた貴重な男性のご意見。この話題にコメントいただけるって、なんかうれしいでっす。
西田敏行に室井滋というのはまた!
大竹しのぶもいいけど、確かに合うかも、室井滋。
いや、好きになるほうが、好きになられるだけよりしあわせって、思いますよねえ。うん、いい女です。いや、いますよ。こういう女性、きっと。

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